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  • 深夜にひとりで初来店したお客様。サラリーマン風の30代くらいの男性で、お店の暖簾をくぐるやいなや、まっすぐな瞳でこう言いました。「うに10貫の寿司折をお願いします!」「うにだけ10貫でいいのかい?」と大将が聞くと、その男性は嬉しそうな表情で、「お付き合いしている彼女の好物なんです。ここのお寿司が一番うまいと聞いたんです。」「今日いまから、このお寿司を持って、彼女にプロポーズしに行きます!!!」その... 続きを読む
  • 今日から名古屋です。全国すし研究会の集まりで大将の代理として行ってくることになりました。月曜日から水曜日まで女将不在になります~~(*^_^*)お世話になった友人との再会も楽しみ。暑いぞ、名古屋!!... 続きを読む
  • 『寿司屋には定年が無い』とよく言われている。もちろん独立すれば自分から辞めない限り続けられるが雇われている場合はその限りではない大将が修行した寿司屋グループでは、板前は35歳定年だった。経験を積み年を重ねていくにつれ、会社が払う給料も莫大なものになるため事実上、一度解雇されるのだという。非情に思われるかもしれないが、この世界では当たり前。35歳は決断の時。ここで自分を振り返り、自分を見つめる時なの... 続きを読む
  • 寿司屋の包丁研ぎの中で、いちばん大変なのは『まぐろ包丁』を研ぐことだろう。まぐろ包丁とは、刃渡り1M以上もある長いものが多く、まぐろ1本を下ろす時だけに使う特殊な包丁である。柄の部分を含めるとかなりの長さになる。先輩達の包丁研ぎをすべて任されていた彼は、まぐろ包丁を上手に研ぐのが究極の目標だった。花板から言われる。『 まぐろ包丁をやってみろ 』月に1~2度しか使わないまぐろ包丁。それを置いている寿... 続きを読む
  • はじめて築地に行ったのは26年前のことだ『ちょっと来い』板前の中で一番威勢のよい先輩が声をかけてくれた『おまえに築地の寿司を食わしてやる』初めての築地に心が躍る17歳三輪車のような車と見たことのない魚迷わないよう先輩についていくのが精一杯広く長い場内をずっと奥に入っていくと一般の人は入れないカウンターだけの寿司屋が見えてきた座るやいなや先輩が言う『これが江戸前寿司だ 腹いっぱい食え』それまでの人生... 続きを読む
  • 汚れて年季の入った白衣それは料理人の錦だと思っている寿司酢の香りと汚れが染み付いた大将の白衣を眺めながらこれは魚のうろこのシミだろう黒いのは墨が飛び散ったシミだろうとそんなことをぼんやりと考えるその汚れは来る日も来る日も戦場のように忙しいつけ場を表しており職人の努力と涙のすべてを物語っている白衣が汚れれば汚れるほど料理人の腕は上がっていくのだわたしは 白衣の汚れに感謝をし職人の錦に頭を下げる洗って... 続きを読む
  • 大将に質問してみた『美味しいシャリのコツとは?』『シャリ炊きは奥が深い。とても口では説明できないものだよ』酢飯は酢とシャリをあわせるという単純なものだがこれが実に難しい世界であるものごとを覚えて進歩していくためには『深さ』を考えないといけないというお米ひとつをとっても良作の年もあれば不作で質が悪い年もある同じ品種でも新米と古米の違いもあれば農家によって味も変わる精米直後の米とそうでないものの違いも... 続きを読む
  • 寿司屋の世界ではシャリのことを『せんまつ』と言う江戸のシャリ炊き名人が『せんまつ』という名前だったことからこう言われるようになったそうだせんまつの修行は先輩のシャリ切りを見ることから始まる『見させていただきます。』説明などしてもらえる世界ではない見せてもらえる10日間ほどの期間のなかで技術を盗むのだそしてある時やってみろと言われる『せんまつ勉強させていただきます!』と挨拶し炊きたてのシャリを飯台に... 続きを読む
  • 一週間寝ずに 酒を飲み続けたことがある朝から晩まで働いた後スナックで朝まで酒を飲み一睡もせず仕事すること一週間自分が倒れたことに気が付いたのは寮の狭いベットの上だった包丁研ぎシャリ切り握り仕事のすべてがうまくいかず毎日が同じことの繰り返しで進歩も見えないただ 苦しさばかりが募っていく孤独を酒で紛らわせる日々先輩は何も言わずただ黙っていた『疲労がピークに達したとき不思議なことに ハッキリと決心がつい... 続きを読む
  • これは大将が15歳、高校一年生の頃のおはなしです。当時、彼の母親は、3人の子供を育てるために喫茶店を営んでおりました。毎日やすむことなく働き続ける母親に何かしてやりたいと思ったのでしょう。ある日の日曜日『おふくろ、今日は仕事休んでいいよ。俺が店の番をしていてやるから・・・・』毎日のように家族のご飯を作っていた彼は、自信たっぷり。心配する母親を説得しました。でも、これからが大変だったのです。高校生ひ... 続きを読む

井出美香



札幌すすきので寿司屋をしています。北海道岩内生まれ。若き頃は東京青山にてキャラクターデザインの仕事に就くも惚れた男は寿司職人!畑ちがいとも言える寿司屋に嫁いで28年。平成22年7月に乳ガンが分かり公表。お店にて女将として奮闘する日々。ブログ開設13年。

カメラ Canon EOS 6D

利き酒師


(株)Mizkanミツカン 寿司レシピのお仕事しています。

(株)HABA 季刊誌にて北海道の旅のコラム執筆。

ippin 食のキュレーターとして北海道の商品を紹介中

広報ほくれん
にて「食」のエッセイ執筆中。

寿司屋の女将 北海道の旅と宿
ぐうたび旅ブログ。


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わたしたちの寿司屋です。

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札幌市中央区南4西4
第5グリーンビル1階
電話 011-232-2321
夕方5時~朝1時迄・日曜定休
祝日はお問い合わせください
10席しかない小さなお店です
★全面禁煙です★
オープンして18年目になりました








おかげさまです

おかみさん食堂
普段使いのおもてなし100品
井出美香

ソフトバンククリエイティブより発売



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このブログの歩み

★(株)HABA季刊誌にて北海道の旅のコラムスタート★ホクレン広報誌のエッセイ執筆★DJてつやのすすきのネオンサーカスレギュラー出演★ぐうたびサイトにて北海道の旅と宿ブログ連載中★おかみさん食堂普段使いのおもてなし100品ーブログのレシピ本発売★三角山ラジオパーソナリティー★クリエイティブオフィスキューのファンクラブ会報誌にてレシピ掲載★札幌市経済局ホームページ「さっぽろもぐー」にてレシピ掲載★HBCテレビ「グッチーの今日ドキッ!」のコメンテーター★グーグル検索ストーリーにてサッカー海苔巻き掲載★NHKネットワーク北海道にてワールドカップサッカー寿司を製作テレビ出演★フジテレビめざましどようびでワールドカップサッカー寿司を製作テレビ出演・全国放送★道新文化センターにて『ブログ講座~ブログの魅力を語る』を開催予定★札幌中小企業支援アドバイザーになりました★食品会社のレシピメニュー開発を担当することになりました★芸森スタジオにて『ハートのお寿司をつくろう!海苔巻き教室』開催★ようこそさっぽろの編集委員になりました★NHK趣味悠々『楳図かずお4コマ漫画入門』のテキストに掲載★環境首都札幌推進協議会委員になりました。★札幌市観光パンフレットになりました★NHK『おはよう日本』でクリスマスケーキ寿司を製作テレビ出演。★UHBのりゆきのトークDE北海道にてテレビ出演★北海道子連れプロジェクト『のこたべ』に掲載★『行きつけにしたい鮨屋60選』に掲載★割り箸リサイクルでフリーペーパーHAPPYに掲載★HTBニュースにて割り箸リサイクルでテレビ出演★HTBイチオシ!にて大将テレビ出演★さっぽろ村ラジオにてラジオ出演★2007年11月発売の『札幌美食料理店厳選100』に掲載★食のプロBLOGサイトに掲載★ラジオふらのにてラジオ出演★3月オレンジページネットに掲載★2007年2月FM北海道AIR-Gにてラジオ出演★2007年1月ヤフーインターネットガイド3月号に掲載★2007年1月三角山放送局でラジオ出演★2007年1月北海道ブログネットワークメンバーとして活動開始★2006年12月ブログ1周年ありがとう!★2006年11月『旅コミ北海道』に大将テレビ出演★北海道情報誌じゃらんに掲載★2006年10月東京BS-i『BLOG@GIRLS』にテレビ出演★2006年9月北海道情報誌porocoに掲載★ぐるめブログ大賞の副賞『長崎ぐるめな旅』へ出発★北海道Hanaテレビに出演★2006年6月ぐるめブログ探検隊主催ぐるめブログコンテストで大賞受賞★2005年12月23日ブログ開設★

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