
最近話題のガレット。
ガレットとは蕎麦粉と水と塩だけでつくったクレープのような食べ物。
フランスの家庭では昔から食べられている庶民の味とも言えるものです。
フランスのガレット職人であるダニーさんが札幌に移住されたのをキッカケに最近話題になっているのです。
ガレットって何?
札幌鮨研究会の定期勉強会の題材にどうかと思い、この食事会を提案してみました。
寿司とは全く別の世界。
そう思っていましたが、ガレットを焼くダニーさんの姿は寿司職人と共通するものが。
言葉は通じなくても、料理人の「こころ」は通じ合っていました。

場所は、「夢カフェまーくる」です。
野菜シニアソムリエの吉川さんにお世話になります!
さて、どんなガレットが出てくるのか楽しみ。
ダニーシェフのご紹介1954年7月31日生まれの59歳。フランスドルー出身。
東京目白に2009年オープンしたガレット&クレープ専門店ル・モンサンミッシェルにてシェフとして来日。
そのガレットの味が評判を呼び東京ミシュランに掲載される人気店に。
最近は2012年にウガンダ共和国でエイズ孤児たちにクレープを提供するなどの活動もしています。

第一弾は、ムール貝と焼鯖のガレット。
ダニーさんは「お寿司やさんなら魚にしよう」と言ってくれたそうです。お気遣いありがとうございます。
北海道厚田産そば粉と塩と水だけで練ったガレット、パリパリで大変美味しいガレットです。
一度に12キロのガレット生地を混ぜてラップをして一晩寝かせる際、少しでも状態がよくないとすべて破棄してしまうそうです。
ガレットの生地はその日の気温や湿度によって大きく左右されるので水の量も変えるそう。
それほどのこだわりとプライドを持っていらっしゃるダニーシェフ。
まるでシャリを作るときの寿司職人みたいです(笑)。

「発見だね。これはいい勉強になるなぁ~!」とすし善の嶋宮さん。
野菜たっぷりのガレットは、中央にある卵を割りながら食べるのがgood!美味しい~~
フランスではガレットにはシードルを合わせるのが本場のいただき方。
八剣山ワイナリーの辛口のシードルがピッタリです。

黙々とガレットを焼くダニーさんの姿。
その背中を見ていると、食べ物への愛情が伝わってくるような気がします。

こちらは、ダニーさんの婚約者である山岸さん。
内閣府認証NPO法人peaceの理事をされています。
北海道出身の山岸さんを追いかけて来札したダニーさん、ふたりは只今婚約中、とてもラブラブです(^^)
山岸さん、こんな素敵なダニーさんを北海道に連れてきてくれてありがとうございます。

ボリューム満点のハンバーグガレット。
ハンバーグもジューシーで美味しいけど玉ねぎの甘いこと。

もちろん、こんなドルチェもね。
洋梨はダイナミックに縦割でナイフを入れて食べちゃいます。
何でも乗せて食べることができるんですね、ガレットって。

最後に何やら、ダニーさんが・・・・・味見をしてほしいと言って出してきてくれたのは・・・・
な、な、なんと行者ニンニクのジャムです。
甘くておいしい!!あの行者ニンニクがダニーさんの魔法にかかるとこうなるのね。
「ダニーは料理をつくるときの計算機が人と違うの。まるでドラえもんのポケットを持っているみたい」と言う奥様の言葉に納得しました。

充実した勉強会になりました。
参加者のみなさま、ダニーさん、吉川さん、秋の忙しい日にお集まりいただき、ありがとうございました。
次はどんな勉強会になるでしょう!また楽しみです(^^)
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