
週末を利用して、東京へ。
最近は東京の仕事が多くなったので、
あいさつを兼ねて東京諏訪。
行きたいところすべてには回りきれなかったけど。
ご挨拶するのは人として当たり前のことだからね。
がしかし悪天候のせいか飛行機は遅れるし、
到着も遅れてタイヘン(笑)。
すっかり遅くなってしまった夕食は、寿司に。
わたしは寿司屋ですが、寿司が大好きなんです(笑)。
サラリーマンが通う地元の寿司屋に行きたくて。
リラックスできて地元に愛されている寿司屋をリクエストしたら、
四谷の藤ずしに連れてきていただきました。
創業40年の老舗です。

車海老のおどり。
これは北海道には無い寿司ネタなのだ。
コリコリしていて旨い。
この日も、サラリーマンがいっぱいで、
店主と常連客との笑いが絶えない雰囲気。
こういうのいいよね。
寿司屋の起源は屋台にあるから、
こんな気さくな寿司屋に来ると、
もともとの日本の文化を感じます。

空豆の季節。
春を告げる食材だね。

もうひとつ、食べたかったのはこれ、サザエです。
これも東京では当たり前のものですけれど、
北海道には殆ど無いものなんです。
癖があるけど美味しい苦味を楽しむ貝ですね。

四谷の一等地だというのに、戸建ての店構え。
周辺はどこもビル仕様になっているのですが、
この寿司屋だけは昭和の雰囲気漂う外観となっており、
独特の江戸の粋を感じます。

カウンターはいっぱいだったので、掘りごたつのテーブル席で。
入口すぐ横だったんだけど、
ひっきりなしにお客さんがご来店。
「なんだいっぱいなのぉぉ~?」と
常連さんが残念そうに帰っていくんです。

同じ魚でも、地域が違えば肌が変わるもんで。
これがまた楽しい。

やりいかの旬です。
甘めに煮たやりいかの煮付け。
間に入っている、やりいかの子も美味。

これも、やりいか。

いただいたのはこちらの日本酒。
新潟の「底抜け」という酒だ。
あっさりしていて飲みやすく、寿司屋特有の業務用の酒として名高いとか。
これだけ癖がなく辛口であれば、どんな和食にも合うだろうな。

東京時代に、何度も飲んだ「ひれ酒」。
これが好きでね~~(笑)。
今思うと、背伸びしてた22歳(笑)。
でも純粋だったな。

これも北海道には無い魚、鯛です。
厚切りの刺身は食べ応え満点で美味しかった。

車海老と、鯛の握りで。

みんなでつまんだ、ネギとろ巻き。

こういう庶民的な寿司屋がたまらなく好きで。
サラリーマンが自分のお小遣いで来れる店。
こんなこと言ったらお店に怒られちゃうかもしれないけど(笑)。
もともと、お寿司の文化は江戸時代の屋台がはじまりだから、
銭湯の帰りに寿司屋で2~3貫つまんで帰るのが江戸の粋だったんだよね。
昭和のたたずまいをそのままにした「四谷藤ずし」さん。
ごちそうさまでした。
四谷藤ずし東京都新宿区舟町5-5
丸ノ内線四谷三丁目駅4番出口 徒歩3分
都営新宿線曙橋駅 徒歩4分
営業時間
月~金 17:00~02:30(L.O.02:00)
土 17:00~21:30(LO.21.:00)
定休日は日曜・祝日
お座敷がこれまた雰囲気いいのね。
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