
東京諏訪、2日目の夜です。
家族ぐるみでご縁のある、テル子さんを訪ねて浅草橋へ。
彼女は昨年から拠点を札幌から東京に変え、
ここ江戸でも活躍している女性です。
江戸のグルメ情報は、彼女に聞くに限る。
その理由は後日にでも種明かし(笑)。
彼女が太鼓判を押すのは、こちら「江戸蕎麦手打處あさだ」。
なんと創業150年の歴史を持つ蕎麦屋なんです。
わたしも東京時代によく蕎麦を食べましたが、
ここは行ったことがなかったな。
今宵は、江戸の蕎麦と日本酒で。

浅草橋といえば人形の街。
ひなまつり時期だというのもあり、
道路際には目を引くような鮮やかな人形たちが。

そうそう、ここへ来る前にちょっと時間があったのね。
だから、浅草橋の「つまみ堂」さんに立ち寄り、
30分で髪飾りを作る体験をしてきたの。
のんびり感覚でブラブラするのがいいね。

すばらしき達筆。
筆文字書きのメニューって、おもてなしのひとつだと思うんです。
パソコン&スマホばかりやっていると文字が書くことを忘れちゃう。
店で毎日、おススメ日本酒の銘柄を筆文字で書いているんだけど、それだけでも全然違うもんです。

板わさ。
椎茸の甘辛煮が添えられています。
蕎麦屋に来て板わさを注文しないことは無い、
というほど板わさに惚れてます。

やっぱり江戸はいいね。
創業150年の歴史のある蕎麦屋があるなんて。
しかも「あさだ」は石臼挽き自家製麺。
十割手打蕎麦なんです。
この空間に存在できるだけでも、ありがたい。

こちらの店主である利き酒師が選んだ、熱燗。
そのラインナップのなかから、「加賀鳶」を。
四角い木桶に入っているのは、錫製の蓋付きちろり。
こりゃ最高です。

差しつ差されつ。

寒さわら。

合鴨の塩焼き。

純米大吟醸あさだ。

たらの芽とふきのとうの天麩羅。

伝統文化を守ること。
先日、お客さんとこんな話になってね。
これからの時代は情報伝達が早いだけに世界が類似化されていく。建築も町並みも。
日本の個性ある伝統文化がさらに脚光を浴びる時代が来るだろうと。
いかに差別化していくかが、観光の核になると。

セイロ。
150年の歴史を感じる秘伝の「返し」。
鰹節には全国でも一軒しか製造していない焼き節を使っている。
あさだに来たら、これを食べないでは帰れません(笑)。

この店に通う理由がわかりますね♪

江戸の粋と蕎麦と酒。
ホンネを語る、今宵の一献。
つづいて、もうひとりの紳士と合流へ(笑)。
江戸蕎麦手打處あさだ
東京都台東区浅草橋2-29-11
営業時間
平日
11:30~14:30
17:30~22:00
土曜
11:30~14:30
17:30~21:00
- 関連記事
-