2006.01.10 Tue
寿司屋のまぐろ!マグロ!鮪!

マグロの大とろ
マグロはとても奥が深い。
昨日、大将にマグロについて質問してみた。
その後は実に長かった。
1時間以上しゃべり続けた。
その一部始終を皆様にお届けする。
マグロと言えば、青森の大間の本まぐろが有名だ。
その味も実に美味しく格別だという。
本マグロと言っても実はいろいろあって、
まずは水揚げされた漁港だが、正直なところ、
これはあまり味に関係ない。
味に関係するのは、やはり大きさと中身の状態だ。
大間は、大きい天然本マグロがよくとれる。
大きくて霜降りの美味いまぐろが多いため、
大間の本マグロが有名になった。
(しかし、近海物のマグロも美味いのだ。)
大きいものは150キロをゆうに超える。
小さいものは100キロ未満だ。
大間の本マグロになると人気でプレミアがつき、
150キロクラスのマグロで400万円前後の値が
付くと言われている。(時期などでも値段は変わる。)
状態の良いものは、1000万位はする。
ある年の正月初せりで2020万円の値がついたことも。
(すると、原価で1貫8000円の計算になってしまう!)
魚は何でも、おおきい方が脂肪が多い。
大きい方が脂がのっていてトロの霜降状態もいいのだ。
寿司屋はそれをまるごと1頭買い上げる。
それを魚屋にストックしてもらうか、
自分の店の大型貯蔵庫に保管するというのが多い。
寿司屋の冷凍庫はマイナス30度〜40度以下の高性能だ。
家庭用の冷蔵庫とは全然違うので冷凍焼けの可能性は低い。
じつに美味いマグロをいい状態で保存できるのだ。
札幌の有名寿司屋。
客単価5万円の高級店では、大間の本マグロを出してくれる。
1貫2〜3千円といったところが相場だろう。
だが、大間の本マグロを出す店は、札幌には数店舗くらいしかない。
客単価3万円くらいの店では、大間の本マグロは出ない事が多い。
しかし、事前に頼めば仕入れてくれる場合もある。
大間の本マグロ漁は12月末で終わるが、どうしても食べたい方は
聞いてみるといい。ちなみに、うちの店には仕入れていないが、
大将もよく、お客様に聞かれるとか。
1貫2〜3千円になるけど仕入れるかい?
と聞いてみるそうだが諦めるお客様が多いとか。
しかし、気にすることは無い。
普通のマグロで十分!最高に美味しい!
もうひとつ。
まぐろにも当たり外れがある。
1頭まるごと買ってから、意外と脂が多かったり、
その反対もある。魚は自然のものなので当然だ。
でもそれは、寿司屋職人や魚屋にしか分からないほど、
小さな変化なのだとか。毎日マグロを見ている人じゃないと、
気づかないものらしい。
魚屋と板前の間にも、奇妙な言葉が交わされる。
今日は当たりだ
今日は外れかな
ちなみに私は両方食べてみたが、
どちらも実に美味しかった。
結局、美味しければすべて良し。
今日も北海道の海に感謝である。
まぐろの話は明日もつづく。
鮨処いちいはこんなお店です。
| まぐろ | 18:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

