2006.09.15 Fri
寿司屋の修行 第17回 包丁と気合

寿司屋が包丁で指を切ったらどうするのか
その手でシャリを握ることなど許されない
刃物を扱う仕事には
怪我が絶えないものである
何度も怪我を繰り返しながら
刃物の扱いを覚えてゆくのだ
大将17歳の修行時代
慣れない包丁さばきで
はじめて指を切った時のこと
ポタポタとしたたる血を見ながら
先輩が叫んだ
『気合で止めろ!』
信じられない話だが
これが出来るようになっていく
私は一度だけ
大将が指を切ったのを見たことがある
かなり深く切っているのに
『大丈夫。今、とまる』
まもなくすると本当に傷口がふさがってしまうのだ
これも職人技である
ごつごつして傷だらけの
ひたすら頑張る大将の手
たくさんの人の胃袋を
美味しく満足させる寿司職人の手なのだ
わたしはその手をじっと見て
今日もまた感謝をする
寿司屋の修行の話はカテゴリー板前と修行の世界で連載しています。
| 板前と修行の世界 | 08:56 | comments:26 | trackbacks:0 | TOP↑



大将かっこいい♪素敵♪
大ファンです☆☆☆
| monaka | 2006/09/15 09:23 | URL | ≫ EDIT