2006.11.24 Fri
寿司屋の修行 第19回 どん底の酒

一週間寝ずに 酒を飲み続けたことがある
朝から晩まで働いた後
スナックで朝まで酒を飲み
一睡もせず仕事すること一週間
自分が倒れたことに気が付いたのは
寮の狭いベットの上だった
包丁研ぎ
シャリ切り
握り
仕事のすべてがうまくいかず
毎日が同じことの繰り返しで進歩も見えない
ただ 苦しさばかりが募っていく
孤独を酒で紛らわせる日々
先輩は何も言わず
ただ黙っていた
『疲労がピークに達したとき
不思議なことに ハッキリと決心がついたんだ
前にも進めない 後ろにも戻れないようなドン底でも
歩いてさえいれば
生きてさえいれば
なんとかなるものだ
その姿がブザマでも かっこ悪くてもいい 』
この時のドン底の酒は
彼にとって決意の酒となった
酒を覚えたばかりの ある冬のこと
この話は、カテゴリー板前と修行の世界で連載しています。
| 板前と修行の世界 | 09:30 | comments:23 | trackbacks:0 | TOP↑

と思ったら北海道地方のみだったのですね…残念です


>歩いてさえいれば
>生きてさえいれば
>なんとかなるものだ
これ、私も思いましたよ。ドン底の時に。
俺がいない方が家族は幸せかもしれないとか思っちゃうんです。
そんなときに、見てくれる人が側にいたので良かったって思います。もうぶっちゃけカミさんです。
人なんて強そうに見えて、実はものすごく繊細だったりして、そんなのを理解して一緒に生活して貰っているってのを感謝してますよ。
>その姿がブザマでも かっこ悪くてもいい
とは思えませんでしたねぇ。(笑)
その時には、格好悪い死に方だけはしないって決めました。
坂本龍馬が「前のめりに死んでいきたい」と言ったと言われてますが(これは巨人の星絡みのデマらしい)、私は仰向けになって死んで行こうと誓いました。
顔を上に向けて笑顔で・・・。
| 56 | 2006/11/24 10:33 | URL | ≫ EDIT