2007.03.23 Fri
寿司屋の修行 第24回 まぐろ包丁を研ぐ

寿司屋の包丁研ぎの中で、
いちばん大変なのは『まぐろ包丁』を研ぐことだろう。
まぐろ包丁とは、刃渡り1M以上もある長いものが多く、
まぐろ1本を下ろす時だけに使う特殊な包丁である。
柄の部分を含めるとかなりの長さになる。
先輩達の包丁研ぎをすべて任されていた彼は、
まぐろ包丁を上手に研ぐのが究極の目標だった。
花板から言われる。
『 まぐろ包丁をやってみろ 』
月に1〜2度しか使わないまぐろ包丁。
それを置いている寿司屋は少ない。
これはチャンスとばかりに挑戦する。
ところが、これが至難の業だったという。
数々の包丁を研いできた彼にも、これは最大の難関。
すこしづつ丁寧に研ぎながら、場所をずらしていく。
最初は、研ぎ終わるまでにとても長い時間がかかったそうだ。
まぐろ包丁を研ぐこと。
それは、私には想像できないほど厳しい男の世界。
余談だが、こんな話があった。
長くて置き場に困る『まぐろ包丁』。
当時その寿司屋では、通路の真上の天井にひっかけてあった。
ある日、そのまぐろ包丁が突然落下。
下を歩いていた板前の頭をかすめ、まわりは騒然となった。
軽症で済んだのが不幸中の幸いだったがヒヤッとした出来事だった。
刃物を扱う仕事には、怪我がつきものである。
★寿司屋の修行は、カテゴリー板前と修行の世界で連載しています。
大根の豚そぼろ煮

冷蔵庫を開けたら、大根しかない!!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
そんなときは、冷凍しておいた豚の挽肉で煮物。
生姜を利かせて、和な味を堪能。
| 板前と修行の世界 | 09:30 | comments:20 | trackbacks:0 | TOP↑






長い長い、まぐろ包丁。
大将は、その姿に、将来の自分を見ていたんでしょうね。
まだまだ先は長いけど、もっと自分を、磨いて、磨いて、立派な寿司職人になるぞ!
| K-Hyodo | 2007/03/23 09:57 | URL | ≫ EDIT