2006.02.20 Mon
究極の酢飯を求めて〜こしひかり100%

こしひかり100%は難しい?〜その秘密
寿司屋にとっては、もっとも大切な米。
しかし、重要な問題がある。
店を開店することになった5年前のある日。
我が家は、たくさんの酢飯であふれかえった。
お店でこれから使っていく米の名柄を決定するためだ。
『これも駄目、あれも駄目だ。
・・・・う〜ん、粘りがあるほうが美味い。
・・しかし、これはちょっとなぁ。』
ひたすら米を研いで炊き続ける大将。
3升以上はあると思われる大量の酢飯。
食卓テーブルの上には、米と酢飯と立ち上る湯気でいっぱい。
帰ってきた息子たちは
『うおおお〜〜。・・・・・すげぇ〜』
皆さんは、驚かれるかもしれないが、
お米の最高峰といわれるコシヒカリ。
これを酢飯にするのは難しいと言われている。
何故か。
うまい米には、ねばりがある。
ねばりがあると寿司を握るとき、潰れてしまいやすいからだ。
ベタベタになってしまうので、扱いにくいのだ。
おいしい米は、寿司として扱いにくいという壁がある。
実際に、コシヒカリ100%の米を使う寿司屋は、少ない。
通常の寿司屋では、たとえ高級店であっても、
コシヒカリに1割か2割の古米を混ぜるのが常識だ。
それで酢飯が落ち着いてくれるのだ。
大将は、その壁に挑戦していた。
さんざん、酢飯を作ったあと、
コシヒカリ100%にする。と大将。
『コシヒカリ100%で混ぜ物なしで作ると、
確かにコストもかかるし、握りにくい。
俺が見てきた寿司屋にも、そんな寿司屋は今まで無かった。
でも、コシヒカリ100%にすると冷めても美味いんだよ。
普通の寿司が、時間が経つとまずくなるのは米のせいでもあるんだ。
その寿司屋が、うまい米を使っているかどうかは、
持ち帰り寿司を食べると分かるんだよ。』
たしかに、大将の言ったとおりだった。
開店して5年、お持ち帰りの寿司を注文する客が激増していった。
シャリの地域性〜豆知識
コシヒカリ100%の酢飯もさることながら、
シャリの温度にも、地域の特色が出る。
大将のシャリは、完全に冷ますのではなく、ほんのり温かい。
口に入れて冷たいと感じない程度の温かさだ。
北海道では大好評なのだ。
しかし江戸前寿司では、『ぬるいシャリ』と呼ばれて嫌われる。
反対に、北国の地方では寒い気候のため、
『冷たいシャリ』が嫌われる。
寿司も地域によって変わっていくということだ。
最後に一言。
あの日に作った、大量のシャリ!!
全部冷凍して保存して、食べきるまでに2ヶ月かかったわぁ。^^;
冷凍庫が酢飯ばたけだったのよぉ・・・・。
先日の寿司屋の酢飯の作り方〜保存版よに対してのたくさんの
アクセスありがとうございました。
あとで補足説明も付け足してありますので、作ろうとしている方は
是非もう一度チェックしてみてください。↑リンク飛べますョ。
今日のおまけ〜寿司画像

サーモンの短冊切どんぶりです。
たまには、短冊状に切ると、いつものどんぶりに変化が。
スーパーへ行ってサーモンのお刺身パックを買い、
今日の夜はサーモン丼で決まりっ。^^
鮨処いちいは北海道の寿司屋です。いつもありがとう。
| 酢飯の作り方 | 09:39 | comments:20 | trackbacks:0 | TOP↑




そうなんですか!コシヒカリ100%は難しいんですねー。それにチャレンジされたご主人は素晴らしい♪
北海道は行ったことがないので、ゼヒ行って お寿司を食べたいデス☆
それにしても2ヶ月かかった大量の酢飯はスゴイ!
| ますっち | 2006/02/20 11:52 | URL | ≫ EDIT