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兄の想い

学校


春には、それぞれの進学をする息子たち。

長男がこう言った。

『実はオレ、気になることがあるんだ・・・・・。』












『あいつ、部活はどうするんだろう。』




どうやら、弟のことが気になっているらしい。

次男は生まれつきの病気があるが、
さいわい適度なスポーツをする上では支障がない。

スポーツ好きな長男は、弟にも真剣に部活に打ち込んでほしいと感じていた。
できれば帰宅部にはならないで欲しいと思っているのだ。



『たとえ選手になれなくてもいいから、何か頑張って欲しいんだ。』

長男とわたしは、夜遅くまで話し込んだ。




次の日。


わたしは次男にこう言った。
『お兄ちゃんは、お前のことを心配していたよ。みんなに心配してもらって、ヨカッタね。』


みんなに愛されているということを、いつも感じていて欲しいからだ。


次男は、照れくさそうに笑いながら言った。

『野球部って、坊主頭になる?』









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